BIM / CAD
- BIM Building Information Modeling
- 建物を3次元モデル+部材情報(型番、コスト、性能、メーカー等)の集合体として扱う仕組み。設計・施工・維持管理の各段階を貫くデータ基盤として活用される。
- BIM/CIM
- 建築分野のBIMに、土木分野のCIM(Construction Information Modeling/Management)を統合した呼称。国土交通省が公共事業で原則適用を進めている。
- IFC Industry Foundation Classes
- BIM データ交換のための国際標準フォーマット。特定ソフトに依存せず情報を受け渡せる。BIM 図面審査の参考資料として活用される。
- LOD Level of Development / Detail
- BIMモデルの詳細度の指標。LOD100(概念)〜LOD500(運用情報入り)まで段階がある。フェーズと用途で使い分ける。
- LOI Level of Information
- 部材に付与される情報量の指標。LOD(形状の詳細度)と対をなす概念で、英国基準などで用いられる。
- 4D BIM
- BIMモデルに時間軸(工程)を組み込んだもの。施工順序のシミュレーションや工程の合意形成に使う。Navisworks TimeLiner、Synchro Pro などが代表ツール。
- 5D BIM
- 4D BIM にコスト軸を加えたもの。BIMオブジェクトから自動的に数量を拾い、原価管理や積算とつなげる。
- As-Built BIM
- 実際に建てた状態(竣工時)の正確な情報を反映したBIM。維持管理・FM活用の起点となる。設計BIMとは粒度が異なる。
- CDE Common Data Environment
- BIMデータを発注者・設計者・施工者・サブコンが共通に閲覧・編集できる環境。Autodesk Construction Cloud、Bentley ProjectWise などが代表例。
- COBie Construction Operations Building information exchange
- 設計・施工時に作られたBIM情報を、運用フェーズで使える形式に整理した標準。スプレッドシート形式で受け渡せる。
土木・公共事業
- i-Construction
- 国土交通省が2016年から推進する建設現場の生産性向上施策。3次元データを起工測量から維持管理まで一貫活用する。
- i-Construction 2.0
- i-Constructionの発展形(2024年策定)。「建設現場のオートメーション化」を掲げ、2040年度までに省人化3割(生産性1.5倍)を目標とする。
- ICT建機
- 3次元設計データを取り込み、自動制御で施工できる建設機械。コマツ「スマートコンストラクション」などが代表例。
- MMS Mobile Mapping System
- 車両に搭載したレーザスキャナ・カメラ・GPSで道路や周辺構造物を3次元計測する技術。土木の出来形管理や現況把握に使われる。
- UAV測量
- ドローン(UAV)で写真撮影・レーザ計測を行い、3次元点群データを生成する測量手法。起工測量や出来形管理を大幅に省力化する。
- 点群データ
- LiDARや写真測量で得られる3次元座標の集合。土木・建築の現況把握、改修設計、施工チェックに広く使われる。
- LandXML
- 土木分野で広く使われる地形・線形・横断・縦断データの交換フォーマット。CIM対応のソフトはほぼ全て対応している。
建築AI・最先端技術
- 生成AI
- プラン提案・パース生成・配置検討など、設計プロセスに入り始めている AI 技術。ChatGPT、Midjourney 系の活用に加え、建築特化型サービスも登場している。
- AI積算
- 紙図面・CAD・BIMからの数量拾いをAIで自動化する取り組み。官庁営繕の「BIM連携積算」試行などが代表例。
- デジタルツイン
- 物理的な建物・都市を、IoT等を介してリアルタイムに同期した3次元モデル。運用最適化や災害シミュレーションに使われる。
- PLATEAU プラトー
- 国土交通省が整備する3D都市モデル基盤。建物属性付きの都市デジタルツインとして、自治体・民間で活用が進む。
設備・施工
- MEP Mechanical, Electrical, Plumbing
- 機械・電気・配管の総称。建築の主要構造に対し、設備分野を指す。MEPサブコンが設計・施工を担う。
- Rebro
- NYK SYSTEMS が提供する国産の設備BIM/CADソフト。日本の設備工事の慣習に合わせた機能設計で、施工BIM案件で広く使われる。
- Revit MEP
- Autodesk Revit の設備分野向け機能。Revit Architecture・Structure との統合性が強み。グローバル案件で標準的に使われる。
- Tfas
- ダイテックが提供する設備CAD。3D化対応も進む。中堅・中小の設備事業者で広く採用されている。
- 干渉チェック
- BIMモデル上で構造・設備・配管・天井懐などの取り合いを自動検出する作業。Navisworks Manage、Solibri Model Checker などが代表ツール。
- フロントローディング
- 設計の早い段階で関係者を集めて意思決定を前倒しする手法。BIMによる可視化と相性が良く、後工程の手戻りを削減する。
制度・運用
- BIM図面審査
- 2026年4月から始まった、建築確認申請にBIMモデルから出力された図面(PDF)とIFCデータを活用する仕組み。審査期間の短縮を目指す。
- CCUS 建設キャリアアップシステム
- 建設技能者の資格・就業履歴を業界統一で記録する仕組み。元請の手続き効率化、技能者の処遇改善が目的。
- 2024年問題
- 2024年4月から建設業に時間外労働の上限規制(罰則付き)が適用された問題。「同じ仕事を、より少ない時間で」という構造変化を業界全体に強いている。
- FM Facility Management
- 建物・設備の運用最適化を担う領域。設計BIMの「先」に位置し、エネルギーマネジメント、空間活用、保全計画などをカバーする。
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